え……もう8月?
うろたえるlowsaltです……
本日は京都の「TAG STATIONERY」の
ボトルインク3種類を書き比べます。
左から
京彩「大原の餅雪」
定価:1,500円+税、容量:40ml
文染「地衣」
定価:2,000円+税、容量:25ml
京の音「滅紫」(限定品)
定価:1,500円+税、容量:40ml
3種類とも、TAGと京都草木染研究所のコラボから生まれました。
とても京都らしいというか
「和」の色らしい、彩度低めの染料インクです。
万年筆や筆、ガラスペン等で使用できます。
いわゆるご当地インクなので、どこでも買えるわけではありません。
比較的入手しやすいのは「大原の餅雪」です。
(ネットショップで品切れになりにくい)
文染「地衣」は植物由来の天然染料インクという
とても珍しい製品なので、定価がお高めです。
「保存期間や状況により色味が変化する」らしいので
扱いがちょっと難しいかも……
文染はパッケージも凝ったデザインです。
でもここでひとつ注意を。
「大原の餅雪」と「地衣」は
パッケージやラベルに使われている色と
実際のインクの色が全然違います。
「大原の餅雪」はラベルが青ですがインクは青紫。
「地衣」はラベルが赤寄りの紫ですがインクは青寄り。
TAGについては過去記事でこう(↑)書きましたが
通販の商品ページが箱とボトルの写真だけで
インクの色の見本がなかったり
完成前のページが検索サイトから誰でも見れる状態だったりと
なんか…なんか、とにかくいろいろ不十分。
もうちょっと頑張っておくれ…応援してるから……
気を取り直して書き比べるよ!
使用した紙は左がグラフィーロ、右がヌルリフィル。
筆記具はグラフィーロがガラスペンの太字・細字、ガラス棒。
ヌルリフィルがガラスペンの中字、ガラス棒。
(相変わらず汚い字で申し訳ございません)
今回のインクに限ったことではないですが
紙や筆記具によって色の見え方が微妙に異なります。
あくまで私の主観ですが、今回は下記のような感じ。
「大原の餅雪」
公式の説明:京都の冬(雪)をイメージ
グラフィーロ:濃くて彩度の低い青紫
ヌルリフィル:グラフィーロよりも紫みが強い
「地衣」
公式の説明:奥ゆかしい紫
グラフィーロ:うすくて彩度の低い紫寄りの青
ヌルリフィル:彩度の低い青、グラフィーロよりは鮮やか
「滅紫」
公式の説明:色味のとれた灰色がかった紫色
グラフィーロ:青みがかった灰色
ヌルリフィル:グラフィーロより若干紫みが出てる…かな
ヌルリフィルをアップで。
そしてガラスペンを洗ったグラスを見ると……
美しい紫色が (´ω`=)
こうやって思いがけないところで
素敵な色に出会えるのも
インク遊びの醍醐味かと思います。
以上「TAG STATIONERY」のインク3種類のご紹介でした!
《関連記事》「滅紫」は過去記事でもご紹介しています。
外部リンク:TAG STATIONERY 公式サイト