若い頃、宝飾関係の修理部門で働いていたlowsaltです。
小さな爪でとめられた小さな石(メレ)が動かないか
ピンセットでちまちま検品していた日々を思い出すと
(仕事内容はそれだけじゃないですが)
細かくてキラキラした物が爪でとめられてるだけとか
貼り付けてあるだけとかの製品は
あんまり欲しいと思わないんですよね。
ポロッと外れて無くなりそうで……
その点、スワロフスキー社のボールペンは
クリスタルが軸内に入ってるのが多いから
なんかホッとするんだよね!
……というわけで
スワロフスキー社のクリスタルを使用したボールペンの中から
私が所有している9種類をご紹介します。
(前置きが長い)
まずは全部を並べて撮りました。
便宜上、1〜9の番号を振りました。
1〜3、6〜9は、スワロフスキー社の製品で
4〜5は、他社がスワロフスキー社の認可を得て販売した製品です。
軸色について
【1】〜【4】どちらかというと青寄りの紫色。
【5】少し暗めで若干赤寄りの紫色。
【6】〜【9】照明によって薄紫にもくすみピンクにも見える微妙な色。
リフィル(替え芯)の交換方法は省略します。
型だけでなく製造時期によっても違いがあるっぽいので。
このショップさんの説明がわかりやすいです。
では1本ずつ見ていきましょう〜
【1】クリスタルライン ボールペン(Crystalline)
パープル(タンザナイト表記の店もあり)
参考価格:3,800円+税
現在最もよく見かけるのがこの型ではないかと思います。
ライトライラック(ピンクに近い)も存在します。
ペン先を出す時ひねる部分はここ。
細かいクリスタルがぎっしり入っています。
【2】の旧型よりも粒が小さくなって数が増えた感じです。
上:新型、下:旧型
【2】クリスタルライン レディ ボールペン(Crystalline Lady)
パープル
参考価格:3,800円+税
前述の【1】の旧タイプです。
まだ販売中のお店がありますが
在庫限りだと思うので気になる方はお早めに。
ペン先を出す時ひねる部分はここ。
【3】クリスタルライン USBボールペン(Crystalline USB)
タンザナイト(パープル表記の店もあり)
ペン先を出す時ひねる部分はここ。
真ん中を引っ張ると4GBのUSBメモリーが現れます。
何年も前の製品なので詳細がわかりません。
色違いの16GBの物(14,700円+税)がまだ売られていますが
公式ネットショップには無いので廃番だと思います。
ライトライラック(ピンクに近い)もあったようです。
【4】テンデザイン×スワロフスキー ローラボールペン(ten Design Stationery)
パープル
香港のテンデザインステーショナリーのローラボール(水性ボールペン)です。
中古で手に入れたので詳細不明ですが
「Crystal de luxe」というシリーズの
「The TOP」というペン…なのかなあ?
すでに廃番のようです。
他の8種類のペンは軸がツルツルですが
このペンだけはサラサラした手触りです。
マグネット式のキャップで、軸のお尻にもパチッとはめられます。
入手した時はシュナイダーのリフィル(トップボール850)が入っていました。
【5】パリスビジュー×スワロフスキー ボールペン(ParisBijoux)
ラベンダー
参考価格:5,000円+税
パリスビジューのボールペン。
軸色も石の色も他の8種類とは異なります。
初期装填芯はブルーです。
ペン先を出す時ひねる部分はここ。
赤紫のクリスタルがトップにも。
このくらいの大きさなら、はずれてもすぐ気がつく…かな。
楽天やヤフショではあんまり売ってないんですが…
実はヨドバシでね…お安く手に入るんですよ……
ここだよ(売り切れてたり価格が戻ってたらゴメンね!)
【6】クリスタルライン スターダスト ボールペン(Crystalline Stardust)
ライトライラック(ライラック表記の店もあり)
参考価格:3,800円+税
【1】と並んでよく見かける現行品です。
ローズゴールドの金具が特徴的。
ペン先を出す時ひねる部分はここ。
【7】クリスタルスターライト アジェンダ ボールペン(Crystal Starlight Agenda)
ライトライラック
参考価格:3,800円+税
ペン先を出す時ひねる部分はここ。
トップの大きいクリスタルがとても綺麗です。
すごい目立つので、はずれたらすぐわかる、はず。
公式ネットショップでアウトレットになっているので
もう廃番なのだろうと思います。
似た形のローラボール(6,400円+税)もありますが
そちらも廃番だと思います(私は未所有です)
【8】クリスタルライン スターダスト キャップ式ボールペン(Crystalline Stardust)
ライトライラック
参考価格:6,400円+税
ローラーボールペンと表記されていることもありますが
初期装填芯がジェットストリームなので
ローラボール(水性)じゃなくて
低粘度油性ボールペンですね。
カチッとしめるタイプのキャップです。
キャップをペンの後ろにかぶせるのは
グラグラして不安定なのでおすすめしません。
こちらも廃番で在庫限りのようです。
【9】タッチペン ボールペン(Stylus Pen)
ライトライラック
参考価格:3,800円+税(たぶん)
ペン先を出す時ひねる部分はここ。
これも廃番で正式名称や価格がわかりません…
書き比べ
1、2、3、6、7、9は、いずれも
スワロフスキーかシュミットの社名入りの
ドイツ製の黒油性ボールペン芯が入っていました。
パッケージはいろいろです
綺麗な箱に入ってることもあれば
黒や紺のベルベットのポーチだけのことも。
贈り物とかでこだわりがある人は
購入前にお店に聞いた方がいいと思います。
この写真の他に白い箱もあったんだけど見つからない…
〜蛇足〜
【2】のボールペン、今回ご紹介した他に
もう1本、中古で手に入れたんですけど
入手した時から内側が白く汚れているというか曇ってるというか…
Twitterでもつぶやいてました(↓)
最近、スワロフスキーのボールペン(旧式)を中古で入手したのですが
石が入ってる部分の内側が…曇ってるというか白く汚れてるというか…
なんとかして分解できないでしょうか…
綿棒つっこんで掃除したい… pic.twitter.com/uqbH7i36CD— lowsalt_紫文具 (@lowsalt_) July 16, 2019
綺麗なのと見比べるとわかりやすいです。
この白いの、何なんでしょう…?
掃除したい!
軸を分解して中身を出して綿棒とか突っ込みたい!
しかし引っ張ってもひねっても軸の中央は分解できません。
スワロフスキー社はボールペンを消耗品ととらえて
修理には乗り気ではないらしいですし(信頼度低いネット情報)
仮に修理できたとしても購入価格(1,000円)より費用がかかるよねw
というわけで諦めて捨てることにしました。
でもその前に!
中身だけでも救出したい。
〜ここからは自己責任でやりました〜
屋外で、新聞紙で包んで
ハンマーでガンガンガン……
あれ…?
びくともしないぞ……?
見た目よりもはるかに頑丈だな!
ではさらに大きいハンマーでガンガンガン……
折れたー!
しかし中身も粉砕ー!(;∀;)
さすが自他ともに認める不器用!(;∀;)
クリア部分に「ヒビが入ってバキッと割れる姿」をイメージしてたんですが
割れるんじゃなくてつぶれるのね、この軸…
(;∀;)
綿棒突っ込みたい願望は叶えられましたが
白いものは取れませんでした…何なんこれ……
それから使えそうなのを選り分け……
カクノに入れました。
けっこう綺麗じゃないですか?
ムフフ(´ω`=)
初めは六花に入れようかと思ったけど
内側が傷ついたらと思うと怖いので…
ところでこの限定カラーのカクノ
洗浄に便利なスポイトが付いててオススメだよ!
最後にもう一度、集合写真。
以上、スワロフスキーボールペンのご紹介でした!
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
次回は…もうちょっと短めの記事書くよ……
_:(´ཀ`」 ∠):__