紫色の文具を求めて彷徨うlowsaltです。
前々回「トンボ オブジェクト」の軸の色あせ(かもしれない)話を書きました。
今回はそれ繋がりで…というか
「保管の仕方が悪いとこうなるかもよ!」
という実例として何かのお役に立てれば。
主役はこちら!
『ラミー アルスター(LAMY AL-star)シルバーブルー』万年筆
定価:5,000〜5,500円+税(時期によって異なる?)
ペン先:スチール(EF/F/M)
カートリッジ・コンバーター両用式
ラミーといえば学生に人気のサファリシリーズが有名だと思います。
アルスターはサファリをベースにしつつ
軸を若干太く・アルミニウムボディにしたシリーズです。
プラスチックボディのサファリよりも高価で大人向けになっています。
特徴的なクリップ。
ロゴもカッコイイ。
キャップの頭に「+」
見づらいですが黒い所に「GERMANY」と入っています。
今は純正カートリッジをさしてます。
ちなみに新品はキャップの下に紙のリングが付いてます。
軸の中に入っている新品カートリッジが
お店で陳列中に誤って装着されないように
ストッパーの役目を果たしているとかなんとか。
「シルバーブルー」は2010年ごろ廃番になったカラーらしいのですが
ネット上の情報が少ないです。
ヤフオクとかにも滅多に出てこないみたいです。
(同じ色のボールペンは時々出てます)
それを新品としてショーケースに置いてるお店を見つけたのですよ、2018年に。
1本のみ。
当時は万年筆沼にハマりたてで過去の廃番カラーなんて詳しくないし
色名も紫じゃないから私のアンテナに引っかからず
店頭で目にして初めて「シルバーブルー」の存在を知りました。
名前がブルーですけど
絶妙にパープルっぽく見えたんですよ!
ちょっと赤みがあって。
現在、簡単に手に入る紫系のアルスターとしては
「ディープパープル」があるのですが
紫というより、ワイン色とかえんじ色に見えて
そっちは購入していなかったのです。
これが初めてのアルスターになるかも……
と迷うこと十数分。
お店の保管方法が悪いのかクリップ変質、ボディにも若干キズ。
20%オフでしたが半額でもいいレベルでは?
と思うくらい劣化が見られました。
↑クリップにサビのような点々が浮いてます。
でも買っちゃいました!
また出会える確率は低いと思ったので。
(実際その後、趣味で文具店巡りをしていても見かけない)
さてさて〜お家に帰ってウキウキしながら
キャップに貼られてたバーコードシールを剥がしたら〜
めっちゃ変色してるー! °・(;∀;)・°・
これ、どっちが本来の色なんだ?
シールが紫外線を防いでそこ以外が変色したのか
シールの糊の影響でキャップが変色したのか……
気になったら比較対象を入手だぜ!
というわけで同色のボールペンを買いました。
『ラミー アルスター(LAMY AL-star)シルバーブルー』油性ボールペン
定価:3,500円+税
同色の万年筆は入手困難だけど
ボールペンはまだギリギリ通販で手に入ったんです。
私が購入したネットショップでは最後の1本だったようで、現在は売ってません。
アルスターは、万年筆・ボールペン・ローラーボールの
カラーラインナップが基本的に同じで
色名が同じなら軸も同じ色に見えるので
このシルバーブルーもメーカー出荷時は同じ色だったはず!
それでは比べてみましょう!
ぜーんぜん違うやないかーい!
ズバーン Σヽ(´∀`)
どうやら正解は
「シールが紫外線を防いでそこ以外が変色」のようです。
なんかね、ここまでガッツリ変色しちゃってると
逆に愛おしくなったりしません?
中古としても値段付かないだろうし
我が家でのんびり暮らしていこうな。
実際、現在もメインの筆記具の一つとしてデスクにいます。
変色してないシルバーブルーのボールペンも
これはこれで紫がかったシルバーというか藤色(?)に見えて
私の紫色コレクションに仲間入りしました。
《2019.3.6 追記》
クリップのサビ落としに挑戦!
この記事を公開した後、Twitterのフォロワー様から
「クリップの点々はサビなので金属磨きクロスで落ちる」
と教えていただきました。
というわけで買ってきました、無印良品の貴金属みがき。
キャップ本体まで擦らないように、紙をはさみまして……
いざ、ごしごし!
結果、黒い点々は残りましたが
白っぽい点々はキレイになくなりました!
指で触った感じもザラザラからツルツルに!
わーい!
フォロワー様、本当にありがとうございます!(´∀`=)
以上、『ラミー アルスター シルバーブルー』のご紹介でした!
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