《2021.3.10 追記》
2021年2月、inkstandはカキモリの2階に移転しました。
内容にも変更があるようです。
本日inkstand by kakimori
リニューアルオープンです!カキモリ店内の奥の階段より中2階へ
お越しください。オーダーインクのワークショップは
ご予約優先です。
本日はお席に余裕がありますよ。お会いできること楽しみにしています
▼WEBページもリニューアルしましたhttps://t.co/XUmNL4RoDr pic.twitter.com/I1XQkBPVAd
— カキモリ (@kakimori_krme) February 25, 2021
紫色大好きlowsaltです。
先日、東京の蔵前にある
カキモリのインクオーダー専門店
『inkstand by kakimori』にて
スタッフさんと相談しながら
好きな色のインクを作ってもらえるサービス
“WITH”を体験してきました。
昨年、記事にした時は
自分で混ぜて配合を決めるサービスのみでしたが
2018年12月13日に店舗スペースが広がり
オーダー方法が2種類になったのです。
以前からあるサービスが
「自分で見つける」“SELF”と名付けられ
新しく始まったのが、今回ご紹介する
「スタッフと見つける」“WITH”です。
オーダーインク“WITH”
時間 → 60分〜
調色20分+インク製作とボトル詰め約40分〜
料金 → 2700円/瓶
容量 → 約33ml
予約不要 ※混雑時は来店順に受付
インクスタンド公式サイトより引用
「SELF」については昨年の記事をご覧ください↓
そしてちょっと注意が……
オーダー方法によって入口が異なるんです。
ええ、私間違えて左に入っちゃいましたぜ。
対面でスタッフさんとお話しながらインクを作ってもらいました。
立ちっぱなしですが荷物掛けはあります。
イメージする写真や雑貨があれば持っていくと良いです。
なくてもOK。
お店にある色見本から、作りたい色のだいたいの方向を決めます。
スタッフさんが次々とインクを混ぜて候補を書いてくれます。
それを見てさらに細かい希望を伝えていきます。
「もうちょっと暗いといいな」とか
「これとこれの間の色」みたいな
アバウトな言い方で大丈夫でした。
照明はやっぱり電球色(だいだい色)で
普段自分が過ごしている昼白色・昼光色の明かりと違いましたが
天気のいい昼間に行ったので
外の光でインクの色は見やすかったです。
候補を書き出してもらった試筆用紙も貰えます。
ちなみにバンクペーパーです。
しっかりした紙で裏抜けもありませんでした。
そして最終的に作っていただいたのがこちら!
もちろん紫色ですよグフフ (´ω`=)
後で自分でうすめ液で楽しめるように
濃い色にしてもらいました。
スタッフさんが親切でとても楽しかったです!
万年筆インクの多くは染料インクですが
カキモリ・インクスタンドのインクは顔料インクです。
どちらのインクにもメリット・デメリットがあります。
(詳しくはググってね!)
自宅で5種類の紙に書き比べてみました〜
すべて同じガラスペンで書きました。
ヤーチンスタイルのガラス万年筆です。
(コンバーターは使わず普通のガラスペンとして使いました)
下のぐしゃぐしゃはガラス棒で書きました。
一番滲みがなかったのはトモエリバー。
細い線が気持ち良く書けます!
ただしインクの量が多い部分は
紙が波打ったり裏抜けすることがありました。
OKフールスもインク量が多い部分は若干裏抜けしました。
総合的にはやっぱりMDペーパーとグラフィーロが良いのかな。
驚いたのがヌルリフィル。
同じ顔料インクのストーリアで書いた時は
こんなに滲みませんでした。
カキモリのインクを開発したのは
万年筆メーカーではないターナーなので
そのあたりに原因があるのかも?
(あくまで個人的な想像です)
(インクの色によっても違いがあると思います)
そういえば
MDノートダイアリー(MDペーパー)に
一時期カキモリの「Piano」を使ってたのですが
ほんの僅かに滲むのが気になって今は封印中です。
(大きな字を書くなら気にならない程度ですが
自分、手帳は小さい字で書くタイプなので…)
一緒に使ってたストーリア(マジック/パープル)は
滲みませんでした。
……と、なんだかんだ言っても
私は耐水性・耐光性のある方が好きなので
カキモリ・インクスタンドのインクは複数所有しています。
いつか様々な紙に書いて
滲みや裏抜けなどを比較して記事にするつもりです。
いつになるかはわかりません。
(顔料つながりでストーリアも比べます)
楽しそうだけど、まとまった時間と気力が必要になりそう……
以上、インクスタンドのインクオーダー「WITH」のご紹介でした!